若松の赭について勉強しよう!知られざる魅力に迫る!

sohoの教室にようこそ!

若松の赭に関する様々な疑問や情報を学び、
お酒やトマトにまつわる面白い知識を学習しましょう!

Q&A

Q.『若松の赭』って、ワインなの?

A. ワイン(≒果実酒)ではありません!

 日本の酒税法(お酒に関する法律)には、お酒の呼び方に関する定義が定められています。
 この法律に従うと、果実酒は「果実又は果実及び水を原料として発酵させたもの(第一章、第三条より抜粋)」と定義されています。
 皆さんが普段呼ぶ「ワイン」はこの『果実酒』に分類されます。
 
 ワインと呼ぶには果実もしくは、果実的野菜を原料に用いる必要があります。
(果物とは、皆さんの知っているブドウや桃など、果実的野菜とはイチゴやメロンなど生物学的には野菜でも、一般に果物として認識されているものを指します。)


 とっても簡単に説明すると、果実、つまり我々が「くだもの」に見えている(認識している)ものでなければ、
酒税法上の「果実酒」を名乗ることは出来ないのです。

 ご存じの通り、トマトは「野菜(果菜類)」の仲間。
この場合、若松の赭は『その他の醸造酒』に分類される訳です。

 『ワインに見えるけど、ワインではないんだよ!』
 SOHOを楽しみながら、話の小ネタにいかがでしょうか?

Q.『赭』って、何のこと?

A. 伝統的な色の呼び方です!

 『赭(そほ、そお)』とは、伝統的な色の表現で、
赤土のような黄みを帯びた少し暗い赤色のこと。
 伝統ある最も古い色のひとつ。
(諸説あり)

『若松の赭』の由来
 若松で育ったトマトの濃い赤色から着想を得た。
 永く受け継がれた『赭』という表現と同じく


 ~北九州に根付き、永く愛される「名物」になるように。~

 という願いが込められ、命名されました。

豆知識・コラム

色々な形のトマト?

 私たちは、これまでたくさんのトマトに出会ってきましたが、双子(1枚目)やピノキオのような長ーいお鼻をつけたトマト(2枚目)が特に印象的でした!
このような、本来とは異なる姿で生まれた果実のことを乱形果奇形果と呼ぶそうです。
 どうしてこのような現象が起こるのでしょうか?
一般的には、主に栽培時の温度が影響していると言われています。いわゆる低温障害という現象です。
トマトは夜間などに10度を下回るようなことがあると低温障害が出やすいと言われています。
 また、3枚目のようなひび割れを「裂果」と呼び、昼夜の気温差が激しくなる初秋の温度変化や、短時間に大量の水やり(急な大雨など)を行ったことなどを原因に発生する奇形果です。


 私たちが造る「若松の赭」は、主にこのようなトマト(いわゆる規格外品)を原料に製造を行っています。
味は全く問題ないけれど、秀品等の商品価値を守る為、生鮮品としては店頭に並ぶことのないトマトを原料にすることでフードロスの削減に力を入れています。
 持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の17のゴールのうちの12番目、持続可能な消費と生産「つくる責任 つかう責任」の達成の為に、「若松の赭」を通して規格外品の在り方を考えてはみませんか?